類似性の協調とアドバイスシーキング
類似の共通点の強調
身近な存在、気軽に話しかけられる仲間という立ち位置から、周囲に影響を与えます。
・出身地が同じだった
・誕生日が近いことが判明した
・血液型がおなじだった
・名前の一部が一緒だった
・出身校が同じだった
類似性によって生まれる行為は私たちが思っている以上に大きいです。
人は小さな共通点があるだけで相手の話に耳を傾け、受け入れる確率が2倍近く向上することがあります。
例えば、「類似グループ」と「類似がない」グループと比べて、類似グループでは77%相手の頼みごとを聞き、行動を起こします。類似のないグループでは、43%まで下がってしまいます。
人は、自分と似た部分のある人には好意的になり、影響力を受けやすく、手を差し伸べたい、助けたいと思い、行動を起こします。
特に、シュムージングとストレングスを行った後であれば、その効果は絶大です。
類似点や共通点を交わす会話は非常に重要です。
「シュムージング」で距離を縮め、「ストレングス」で相手の良い所を指摘したら、その過程で感じ取った自分との共通点を伝えることが重要です。
人間は、自分に頼み事してきた人のことを好きになる心理があります。
「類似と共通点」で相手と距離を縮めたら、「今、〇〇について困っているので、アドバイスを頂けないでしょうか」と助言を求めます。
つまり、「アドバイス・シーキング」です。
これにより、影響力を強めるのです。