きちんと話せば人は動くのか

影響力

言葉を尽くして説明して、失礼の内容に接したら相手もわかってくれる。

論理的に話をし、相手の質問に答えていけば納得してもらえる。

理解していれば、わかりやすく説明できる。

こんな事をおもっていませんか。

「きちんと話せば人は動く」が機能するのは、仕事上のルール、商売上のルールがあってこそだと思います。

実は、「説明」と「納得」よりも、「感情」と「思い込み」が優位に立つことがあります。

相手の判断が「感情」と「思い込み」に左右させるなら一歩先回りして、聞き手が従う「感情」と「思い込み」をあなたの望む方向に塗り替えていけばいいのです。

つまり、無意識に働きかけて、あなたの思う方向に行動促しながら、聞き手本人は「自分が選択した」と納得している状態を作っていくことが大事です。

そのためには、BYAF法が大事です。

つまり、But You Are Free=~ですが、あなたの自由です。最後の判断をゆだねるのです。

説得の効果を高める魔法としての言葉です。これは、アメリカの西イリノイ大学がとったおよそ2万2000人のメタデータ分析によるものです。

例えば、恋人に、「私は、ディズニーランドにいきたいけど。あなたはどう思いますか?自由に決めてくれてもいいけど」

この言葉を使うことにより、話し手の望む「イエス」が返ってくる確率が2倍になりました。

最後に決めるのはあなたです」と相手の意思を尊重しつつ、こちらの要望も問いかけに含ませているところです。

この方法が強い説得効果を発揮するのは、相手の想像力を呼び起こし、無意識に働きかけ、本人に「自分で決めた」という感覚を強く残すからです。

特に、重要視しているのは、相手の無意識をあなたの話に向けさせることができます。

人を動かすことができるのは、人の無意識を動かすことのがうまい人です。