アテンション・コントロールで無意識を集中させる
相手の無意識をあなたに向けることができたら、素敵だと思いませんか?
相手の無意識をあなたの話に向けさせるためには、「アテンション・コントロール」が重要です。
例えば、スピーチがうまい人は「沈黙」をうまく利用します。これが聴衆に緊張感を生むのです。
自己啓発セミナーの新規会員説明会などでは、来場者の注意力や判断力を低下させる狙いを持つ集まりでは、会場の室温を高くし、人々を密集させ、大音量で音楽を流します。
過剰な情報量で徐々に来場者の注意力や判断力を乱した後、登壇者が強いメッセージを発して、入会や購入に導きます。
上記のどちらも聞き手の無意識を操り、話し手の説得力、影響力を高めています。
もしあなたが、相手を説得したいと望んでいるのなら2人きりになり、できるだけ会話に集中できる状況を作ってみてください。
・上司として、部下に大切な話をしたい。
・恋人に大切な話をしたい。
・親や子供に自分の考えを伝えたい。
大事なのは、聞き手の気をそらす要素を可能な限り、排除していく事です。
温度は適温に保ち、テレビやラジオ、スマホは消し、余計な音がない状態にして、静かにゆっくりと話をする必要があります。
すると、聞き手は、無意識のうちにあなたの話に集中し、その内容についても深く理解してくれます。
「話をする環境をチェックしてみてください。」
相手に何を言っても伝わらないと落胆しているなら、チェックすべき項目です。
聞き手の注意が一転に向くように環境を整えることは、話し手にとっては非常に大切なテクニックです。