早く話すのがいいのか、ゆっくりと話すべきか?
話スピードについても注意が必要です。
早口でまくし立てるように話すのと、ゆっくりと話すのとどちらが説得力、影響力があるか。
基本的には、相手と環境に合わせることが重要です。
【早口で高い声】
元気の良い印象や明るさを聞き手に与えます。
【早口で低い声】
有能さや賢い印象を聞き手に植え付けることができます。
【ゆっくりで高い声】
聞き手におおらかな印象を与え、安心感を抱かせます
【ゆっくりで低い声】
落ち着きや真剣さを聞き手に感じさせます
絶対的な話し方というのはありません。状況に応じて対応することが大切です。
例えば、サザンカルフォルニア大学が行った実験では、かなりの早口で話した場合と、ゆっくり話した場合の印象を比較しました。
その結果、早口の場合は情報の信頼性が高い印象が増し、結果的に影響力があがることが確認させています。
理由としては、話し手の自信、知性、知識量の多さで、聞き手は客観的に有益な情報に触れたような気持になります。
使い分け方としては、相手があなたの話の情報をすでに知っている場合は、「ゆっくり」。
相手があなたの話を初めて聞く場合、反対の場合は「早口」で話すことにより反論を思いつく余裕を与えないので、説得されやすい状況になります。
話をするときは、自分の声の高さとスピードをコントロールする意識を持つと影響力を上げることができます。
気を付けて、お話していきましょう。